前引けの日経平均は128円安の2万7,756円、TOPIXは2ポイント高の1,952ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,213、下落銘柄数は543。出来高は4億9,702万株、売買代金は1兆2,879億円。
米国株続落を受けて、日経平均は反落したが、朝方の239円安(2万7,646円)を安値に下げ幅を縮めた。
そして、半導体関連の下落で日経平均は安いが、東証プライム市場全体では上昇銘柄数が多く、TOPIXは小幅高に持ち直した。
アップルが自動運転開発計画を縮小し、投入時期を2026年まで延期すると報じられた。自動車向けの半導体需要の減退要因という見方から、レーザーテックや東京エレクトロン、新光電工(6967)やイビデンなどの半導体関連が売られた。
景気後退懸念でNY原油先物が3日続落となったため、INPEXや三井海洋開発などの石油関連も安い。
一方、ダブルスコープは韓国子会社がPOSCOアルゼンチン法人とイオン交換膜スタックモジュール供給合意したと発表したため急反発となった。
国際航空運送協会が2023年に世界の航空会社全体の純損益が47億ドルの黒字となり、2019年以来、4年ぶりの黒字化を予想したことで、大阪チタニウムと東邦チタニウムが物色された。
業種別下落率上位は鉱業、電機、海運、石油、精密で、上昇率上位は非鉄、電力ガス、銀行、空運、陸運。(W)