前引けの日経平均は251円安の3万4,016円、TOPIXは14ポイント安の2,498ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は579、下落銘柄数は995。出来高は6億8,761万株、売買代金は1兆6,704億円。
ベッセント米財務長官が相互関税の停止期間となっている90日以内に全ての交渉が完了する可能性は低いと述べたため、不透明感から日経平均は11時以降、下げ幅を拡大した。
米国のエヌビディアは中国向けに設計されたAIアクセラレータ「H20」製品について、対中輸出許可が今後必要になると米国政府から通知を受けたことで時間外取引で下落した。
その影響で東証でもアドバンテストを始めとした半導体関連が売られた。
AI関連のPKSHAも軟調。
ただ、オランダの半導体露光装置メーカーのASMLの決算発表を前に、レーザーテックは反発した。
中国政府が航空会社に対し、ボーイング社の航空機を納入しないよう指示したと報じられ、航空機関連の大阪チタニウムが売られた。
エーザイはEUでアルツハイマー治療薬が承認されたことで買われた。
伊藤忠食品(2692)は親子上場解消の観点から買われた。
業種別下落率上位は精密、繊維、海運、銀行、非鉄で、上昇率上位は空運、建設、紙パルプ、倉庫運輸、ゴム。(W)