TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 強権に対する疑心暗鬼で騰勢鈍化。上海株は小反落
速報・市況2025年4月23日

☆[概況/前引け] 強権に対する疑心暗鬼で騰勢鈍化。上海株は小反落

前引けの日経平均は588円高の3万4,808円、TOPIXは44ポイント高の2,576ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,384、下落銘柄数は221。出来高は8億6,202万株、売買代金は2兆953億円。
トランプ大統領がパウエルFRB議長を「解任するつもりはない」と発言したことや、ベッセント財務長官が中国との交渉はまだ始まっていないが、合意は可能と述べたと報じられたことを受け、日経平均は朝方3万5,142円(921円高)となった。
しかし、トランプ政権に対する不安心理は払拭されがたいため、伸び悩んだ。
強権を発動し、外部の反応がまずかったら修正することを繰り返しているため、今後も外交や通貨政策、財政政策で無茶な政策を打ち出してくるのではないかと不安視されている。
上海株も寄り付きは続伸となったが、すぐに小反落となった。
東証では富士フイルムが大幅高。子会社のFDBがリジェネロンと30億ドル(約4,200億円)超のバイオ医薬品製造契約を結んだ。
IHIが買われ、アシックスが高い。
コカコーラボトラーズジャパン(2579)は10月からの製品値上げを発表し採算改善が期待された。
ディスコとサンリオは反落し、円安となったためニトリと神戸物産は下落した。

業種別上昇率上位は保険、輸送用機器、ゴム、精密、電機で、下落業種はなし。(W)

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