TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 日銀の国債買い入れ減額で日経平均は一時3万8,000円割れとなったが、その後、戻した
速報・市況2024年5月13日

☆[概況/前引け] 日銀の国債買い入れ減額で日経平均は一時3万8,000円割れとなったが、その後、戻した

前引けの日経平均は14円高の3万8,243円、TOPIXは0.1ポイント安の2,728ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は747、下落銘柄数は857。出来高は10億1,361万株、売買代金は2兆3,774億円。
日銀が国債買い入れで、残存5年超10年以下の買い入れ予定額を4,250億円と前回4月24日から500億円減らした。
4月25、26日の金融政策決定会合で、国債買い入れの減額に向け検討を本格化させていることが判明したが、実際に動き出したため、次回6月13日から14日の決定会合で本格的に打ち出されるという見方から、金利が上昇し、日経平均は一時259円安の3万7,969円となった。
だが、3万8,000円割れで押し目買いが入り、先週末の終値水準に戻した。
金利上昇を受けて、不動産株は売られたが、銀行株は買われた。
三菱UFJやしずおかFGが買われ、山口FGは自社株買いの発表で値を飛ばした。
TOWAは半導体設備投資回復で3期ぶり最高益見込むため、上場来高値となった。
ユニプレス(5949)は増配が好感されストップ高。
アシックスは好決算と1対4の株式分割を発表しストップ高買い気配。
一方、東京エレクトロンとKOKUSAI ELECTRICは決算発表を受けて、売られた。

業種別上昇率上位はその他製品、精密、銀行、空運、情報通信で、下落率上位は不動産、建設、電力ガス、鉱業、食品。(W)

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