前引けの日経平均は264円安の2万5,855円、TOPIXは10ポイント安の1,892ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は658、下落銘柄数は1,080。出来高は5億9,332万株、売買代金は1兆3,624億円。
17日~18日開催の日銀金融政策決定会合で、金融緩和縮小観測から円が買われ、1ドル=127円台前半ばに円高が進み、日経平均は続落となった。
銀行株が利益確保の売りに押され、海運株や三菱重工が売られ、東邦亜鉛やフジクラといった非鉄株も安い。
デンカ(4061)は通期営業増益予想を減益予想に下方修正し、配当予想も大幅に減額したため急落した。
一方、エーザイは米国と欧州に続き、日本でもアルツハイマー病治療薬の「レカネマブ」の新薬承認申請を行ったことで高い。
東レは炭素繊維複合材料を増産すると報じられこと買われ、セラクは第1四半期好決算で一時ストップ高となり、モリトは今期大幅増配予想でストップ高買い気配となった。
業種別下落率上位は銀行、海運、非鉄、ガラス土石、精密で、上昇率上位は繊維、石油、サービス、紙パルプ、ノンバンク。(W)