前引けの日経平均は291円高の3万4,212円、TOPIXは18ポイント高の2,517ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,005、下落銘柄数は559。出来高は6億9,108万株、売買代金は1兆7,251億円。
赤沢経済財政相が関税協議では為替について議論が出なかったと発言したため、ドルに買い戻しが続き、日経平均は朝方の高値に接近した。
為替については加藤財務相が来週訪米するため、そこで円安是正が話題になるとみられているが、4月18日は聖金曜日で欧米市場は休場となることもドルの買い戻し要因となった。
日米交渉の際に、トランプ大統領から日本の防衛面での負担増に関する発言があったと報じられ、川崎重工、三菱重工、IHIが買われた。
京都大学病院がiPS細胞を使ったパーキンソン病の臨床試験結果を発表し、6人中4人で改善がみられた。住友ファーマが細胞製品の製造販売承認を申請する方針でストップ高買い気配。
サイバーエージェントは子会社による不適切な会計処理について社内調査委員会の報告書を発表し、悪材料の出尽くし感から買われた。
マネーフォワード(3994)は三井住友フィナンシャルグループと銀行機能を外部に提供する「BaaS(バンキング・アズ・ア・サービス)」を手掛ける新会社を共同で設立すると発表したことで大幅高となった。
東京エレクトロンと古河電工は安い。
業種別上昇率上位は石油、機械、鉱業、その他製品、保険で、下落は倉庫運輸、水産農林、小売。(W)