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速報・市況2025年4月15日

☆[概況/前引け] 自動車関連と防衛関連、メガバンクが高い

前引けの日経平均は302円高の3万4,285円、TOPIXは27ポイント高の2,516ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は970、下落銘柄数は580。出来高は7億3,777万株、売買代金は1兆6,703億円。
トランプ大統領が14日に「カナダやメキシコなどからアメリカに生産を移す複数の自動車メーカーへの支援策を検討している。彼らはアメリカで生産しようとしているが少し時間がかかるためだ」と発言した。
これを受けて、トヨタやホンダ、マツダ、デンソー、アイシン、住友ゴムなどの自動車関連が買われ。
トランプ大統領の発言は朝令暮改のため、米国関税の悪影響が乏しいスズキも高い。
中谷防衛相が3月末のヘグセス米国防長官との会談で、中国への対抗を念頭に、東シナ海や南シナ海、朝鮮半島を中心とした地域を一体の「戦域」としてとらえ、日米が同志国とともに防衛協力を強化する「ワンシアター(一つの戦域)」構想を伝えていたことが14日、わかったと報じられ、三菱重工などの防衛関連も高い。
メガバンクが堅調。みずほ証券は今週のストラテジーウィークリーで、銀行は期初の業績予想が輸出業種より底堅いと予想されるうえ、株主還元の増加も期待されるため、戻り相場の主役と捉えたいと解説した。
テラスカイは好決算で急騰した。
サンケン電気は大幅反落となり、IIJ(3774)は法人向けメールセキュリティサービスで一部の顧客情報が漏洩した可能性と発表したことで売られた。

業種別上昇率上位は輸送用機器、ゴム、非鉄、銀行、精密で、下落率上位は電力ガス、空運、不動産、陸運、水産農林。(W)

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