大引けの日経平均は456円高の3万3,675円、TOPIXは15ポイント高の2,349ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は957、下落銘柄数は630。出来高は16億4,478万株、売買代金は4兆1,823億円。
前日の日銀総裁の会見で早期の修正思惑が後退したため、日経平均は続伸となった。
米国防省が紅海を航行する商船を保護するための多国間安全保障イニシアチブ「繁栄の守護者」作戦を開始すると発表したため海運株が買われた。
米国の11月の住宅着工件数が年率換算で前月比14.8%増となったため、塩ビ樹脂の信越化学が高い。
日本政府が、米国企業の特許を使い国内でライセンス生産する迎撃ミサイルを米国に輸出する調整に入ったと報じられ、三菱重工(7011)が注目を集めた。
クラボウは自社株買いの発表で大幅高となり、DMG森精機は業績予想と配当予想を増額したため買われた。
一方、関西電力は原発再稼働に伴い、火力発電所の建設を中止し特別損失を計上するため他の電力株も下落した。
業種別上昇率上位は海運、機械、化学、証券、ノンバンクで、下落率上位は電力ガス、石油、倉庫運輸、銀行、情報通信。(W)