10月11日の米国株式市場はNYダウは小反発、ナスダックは5日続落。
NY連銀が発表した9月の消費者期待調査で、今後1年間の家計消費支出の伸び見通しが6%と、8月の7.8%から低下し、インフレ期待が1年先では5.4%と8月の5.7%から低下した。
長期金利低下を受け、NYダウは一時405ドル高となったが、イングランド銀行のベイリー総裁が市場での介入は計画通り週末までに停止すると述べたことが警戒され、伸び悩んだ。
ナスダックも中盤に小幅高となった場面があったが、戻り売りに押された。
エネルギー企業のタルガ・リソーシズを12日付でS&P500の構成銘柄に採用されることで買われた。
労働省が労働法における独立請負業者の定義を変更する規則案を公表した。
単発で業務を請け負うギグワーカーに対して、最低賃金や残業手当に関する連邦法を適用することが比較的容易になるため、配車サービスのウーバー・テクノロジーズが売られた。
ナスダックではテスラやネットフリックス、ラムリサーチが安い。
NYダウ工業平均は前日比36ドル(0.12%)高の29,239ドル。ナスダック総合指数は前日比115ポイント(1.10%)安の10,426。S&P500指数は前日比23ポイント(0.65%)安の3,588。
NYダウ採用銘柄はアムジェンやウォルマート、ウォルグリーンなどは買われ、JPモルガン・チェースやディズニー、セールスフォースなどは売られた。上昇は17銘柄、下落は13銘柄。