10月26日の米国株式市場でNYダウは大幅続落となり、下げ幅は一時965ドル安となった。米国の新型コロナウイルス感染者数が24日は7万9,852人と、過去最多だった前日の8万4,244人に迫る水準となった。新型コロナ経済対策協議が11月3日の大統領選挙前の合意は困難という見方も影響した。
ソフトウェアのSAPは通期の売上高見通しを下方修正したことで急落し、クルーズ船のロイヤル・カリビアンが大幅安となった。
ナスダックは反落。ユナイテッドエアラインやアメリカン航空が売られ、マイクロソフトやエヌビディア、アルファベット、インテルも安い。
一方、ドーナツの「ダンキン」やアイスクリームの「バスキン・ロビンス」の親会社、米ダンキン・ブランズは、インスパイア・ブランドへの身売り交渉を行っていることで急騰した。
NYダウ工業平均は前日比650.19ドル安(2.29%安)の27,685.38ドル。ナスダック総合指数は前日比189.34ポイント安(1.64%安)の11,358.94。S&P500指数は前日比64.42ポイント安(1.86%安)の3,400.97。
NYダウ採用銘柄はアメリカン・エキスプレスやボーイング、トラベラーズ、セールスフォースなどが下落率上位で、アップルは下げ渋りを見せた。