4月28日（火）のマーケット 
GW週間となる本日の東京市場は様子見姿勢の中での推移。5月6日以降も緊急事態宣言が継続するとの見方で軟調な展開でした。後場からは中小型株に買いが入り底堅い動きが見られるも、日経平均は小幅反落。TOPIXは小幅ながら続伸です。
新興市場では、ジャスダック平均が続伸。マザーズ指数は4日続伸となりました。個人の資金は値動きの良い新興市場へ向かっており、マザーズは連日の大商い。ヒューマン・メタボがアンジェスのワクチン開発に参画を好感しストップ高、NexToneは著作権管理楽曲数増加からストップ高です。ジャスダックでは、テラが新型コロナウイルス肺炎に対する治療法の開発を材料にストップ高、また3Dマトリックスは抗体検査キットの開発を材料にストップ高と、物色の矛先が向かいました。
日経平均のチャート上では一目均衡表の雲領域での推移が継続。引き続き、5日移動平均線がサポートとなっております。この水準をキープして雲抜け達成出来るかがポイントとなりそうです。
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【成長テーマ「5G」 好実態を再確認】
日本証券新聞4月30日（木）紙面1面TOP記事掲載
アンリツ、押し目狙い徹底 急騰・イビデンも追撃
「戻り待ちに戻りなし、押し目待ちに押し目なし」(相場格言)――。投資家の期待通りに動かないどころか、しばしば裏目が出るのが株式相場だ。28日の東京株式市場は前日の米国株が堅調だったにもかかわらず、利益確定売りや戻り売りが先行し、日経平均は一時144円安(下落率0.7%)の1万9,638円まで反落。2万円奪回コースに期待感が広がった27日の動きにブレーキがかかった。ただ、収獲がある。アンリツ(6754)の27日の決算で、次世代移動通信規格「5G」関連ビジネスの好実態が再確認できたこと。成長材料は短期的な売りの重圧を乗り越える潜在力を秘める。「上値疑えば、上値あり」だ。
アンリツ(6754・日足)
株式マーケットが注目していた5G関連の有力銘柄の一つ、アンリツが27日引け後に発表した2020年3月期の連結決算は営業利益が174億1,300万円(前々期比54.8%増)と大幅な伸びを示した。市場予想の154億円を上回るポジティブな数値だ。
しかし、これを受けた28日のマーケットでは好決算を先回り買いしていた向きの売りが広がる一方、今期の会社側見通しが175億円(前期比0.5%増)と横ばいだったこともあり、ザラバでは前日比75円安の2,090円まで下落。その後、やや持ち返したものの、大引け24円高の2,189円と決算に対しては限定的な反応にとどまった。
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今日の市況概況
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4月28日（火）☆[概況/大引け]
前場はジリ安だったが後場は値を戻した。イビデンが業績好調継続予想で急騰
大引けの日経平均は19,771.19円の12.03円安、TOPIXは1,449.15ポイントの1.90ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,330、値下がり銘柄数は757。出来高は12億3,355万株、売買代金は2兆1,141億円。
5月6日以降も緊急事態宣言が継続するのではないかという見方で前場はじり安となったが、後場は中小型株が上昇した効果もあり、値を戻した。
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