先日、奈良で行われたいとこの神前式に参列してきました。来年挙式を計画している後輩に参考にしたいと聞かれ、挙式内容を話していると「自分はスマ婚になりそうだ」と教えてくれました。

恥ずかしながら初めて知った「スマ婚」。タメニー(6181・G)がカジュアルウェディング事業の一環として行っている、自社会場を持たず、準備や費用をスマートに抑えた結婚式プロデュースサービスで、一般的な式と比べて半額以下の費用に抑えることもできるとのこと。

そもそも本人たちは結婚式を挙げるつもりはなかったが、両親の強い要望に沿うかたちで挙式を決意。できる限り無駄を省きたい、と行きついた先がスマ婚で、打ち合せも少なく、希望会場も空き枠を利用するため通常より安く抑えられ、何より持ち込み料が無料なため、姉が着たドレスを借りることでかなり費用が抑えられるとのこと。食事のグレードは下げたくないなど、予算内でフレキシブルに要望に沿ってくれるそうで、浮いたお金で新婚旅行をアップグレードしようと考えているそうです。

マイナビウエディング「2024年結婚・結婚式の実態調査」によると、23年度に成婚した男女の結婚式実施率は36%と、少子化や未婚率の上昇などから業界全体の厳しさが露呈した一方で、価値観の多様性から、定番やしきたりにとらわれないニーズに合わせた自由な結婚式サービスに注目が集まっています。スマ婚だけでなく、ご祝儀1万円程度の新スタイル結婚式「ラフスタ」や、ウエディングフォト「studio LUMINOUS」など新たな時代のニーズに沿い続けるタメニーは、今後どのような新サービスを展開するのか注目しています。