前引けの日経平均は559円高の3万9,346円、TOPIXは33ポイント高の2,778ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,294、下落銘柄数は316。出来高は9億676万株、売買代金は2兆661億円。
先週末にNYダウは4万ドルに乗せたが、日本企業の今期見通しが慎重なため、週明けの日経平均は小幅安で始まった。
だが、海外投資家の投資意欲が高まるという見方や米国株に比べた日本株の出遅れ感から買いが入り、日経平均は一時649円高の3万9,437円となった。
モルガン・スタンレーはTOPIXの2025年6月末の目標を2,800→3,200に引き上げた。1株利益は2年間は2桁成長が続き、海外投資家からのさらなるウエート上昇が期待されると解説した。
ソシオネクスト(6526)は、説明会でAI半導体の商談獲得について戦略的な取り組みを強化していることが明らかになったため買われた。
信越化学は自社株買いの発表が好感された。
米投資ファンドのベイン・キャピタルが、日本で不動産投資事業を強化すると報じられたため、不動産関連の霞ヶ関キャピタルが高い。
ニューカレドニアの暴動でニッケル市況が大幅高となっているため、住友鉱山が物色された。
一方、ソフトバンクグループや任天堂はもみ合いとなった。
業種別上昇率上位は石油、非鉄、鉱業、鉄鋼、化学で、下落は海運、その他製品。(W)