前引けの日経平均は130円安の3万6,917円、TOPIXは10ポイント高の2,643ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,302、下落銘柄数は309。出来高は7億7,488万株、売買代金は2兆670億円。
日経平均は取引開始早々に688円安の3万6,359円となったが、売り一巡後は下げ幅を縮め、一時52円高の3万7,099円となった場面もあった。
ただ、金曜日に米国8月雇用統計の発表を控えているため、値上がりは続かなかった。
レーザーテックや東京エレクトロン、アドバンテストが続落となり、ファーストリテイリングは日経平均のウェイトキャップ調整による売りが9月末に控えているため下落した。
パン・パシフィック・インターナショナルは日経平均への採用予想が外れたため失望売りを受けた。
日経平均に採用された野村総研は上昇したが、同じく採用された良品計画は中国経済の悪化による悪影響が警戒され、押し戻された。
日経平均からの除外予想が外れた三菱倉庫も高い。
米国の求人件数が前月比で減ったため、リクルートは朝方売られたが、モルガン・スタンレーMUFG証券が米国の求人件数はそろそろマイナストレンドが一巡かと予想したため、反発に転じた。
セガサミー(6460)とSANKYOはみずほ証券による目標株価の引き上げが好感された。
業種別下落率上位は保険、医薬品、小売、精密、電機で、上昇率上位は倉庫運輸、ゴム、証券、陸運、繊維。(W)