前引けの日経平均は645円安の3万6,382円、TOPIXは53ポイント安の2,646ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は211、下落銘柄数は1,396。出来高は11億6,068万株、売買代金は2兆7,951億円。
トランプ大統領が米国景気は過渡期にあると述べたため、関税によるインフレ圧力と消費減退に対して対策を積極的には取り組まないのではないかという懸念から、米国株が急落した。
ドルも売られ、1ドル=146円台半ばの円高となったため、日経平均は一時1,041円安の3万5,987円となった。
ただ、3万6,000円の水準では押し目買いや買戻しが入り、下げ幅を縮めた。
IHIやフジクラ、みずほ、リクルート、NEC、野村HDが売られ、ディスコが昨年来安値。
一方、ダイキン工業はジェフリーズ証券による投資判断引き上げが好感された。
MonotaROは2月売上高(営業日数調整後)が前年同月比17.2%増となったことで買われた。
調剤薬局のアインHDは第3四半期累計決算が営業減益だったが、野村証券では困難を乗り越えつつあると解説し、目標株価を引き上げた。
東京地下鉄(9023)は株主優待狙いの買いが入ったのか反発した。
業種別下落率上位は非鉄、銀行、証券、保険、電機で、上昇は海運。(W)