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速報・市況2024年10月10日

☆[概況/前引け] 上海株伸び悩みで、日経平均は更に上げ幅を縮めた

前引けの日経平均は117円高の3万9,395円、TOPIXは5ポイント高の2,713ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は506、下落銘柄数は1,081。出来高は7億7,188万株、売買代金は1兆7,903億円。
NYダウ最高値を受けて、日経平均は取引開始早々に338円高の3万9,616円となったが、買い一巡後に伸び悩んだ。
ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社のバークシャー・ハザウェイが円建て債を総額2,818億円発行したが、商社株は保有目標の上限にほぼ達したという見方で小幅高にとどまり、投資対象となるのではないかという思惑があった東京海上などの保険株も上げ幅を縮めた。
バークシャー・ハザウェイの起債は前回4月の2,633億円を上回るが、今回で9回目の発行となり、借り換え分が含まれている可能性があるという。
中国国務院が12日に財政政策の強化策を発表する予定だが、上海株が伸び悩んだこともあり、日経平均は更に上げ幅を縮めた。
ノーベル賞が物理学賞に続き化学賞もAIに関連する研究だったため、AI関連のソフトバンクグループが高い。
ライオン(4912)は、投資会社「ジャパン・アクティベーション・キャピタル(JAC)」がファンドの1号案件として投資したと発表したことで買われた。
一方、ボーイングは労組との交渉が決裂したため、ストライキが長期化すると警戒され、航空機を分担生産している川崎重工も悪影響を受けるという見方から売られた。
ラウンドワンは9月の米国既存店売上高が前年同月比2.7%減で大幅安となった。

業種別上昇率上位はゴム、銀行、輸送用機器、保険、情報通信で、下落率上位は小売、その他製品、繊維、サービス、金属。(W)

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