前引けの日経平均は140円安の3万9,942円、TOPIXは16ポイント安の2,770ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は497、下落銘柄数は1,084。出来高は9億912万株、売買代金は2兆2,244億円。
米国でエヌビディアが下落したため、半導体関連が売られ、日経平均は序盤に377円安の3万9,705円となったが、3万9,700円近辺では下値抵抗を見せ、その後は下げ幅を縮めた。
寄り付きは値下がりしていたディスコと東京エレクトロン、アドバンテストが寄り後は上昇に転じた。
韓国サムスン電子の決算発表を受けて、NAND型フラッシュメモリーで同業のキオクシア(285A)に買いが入った。
三井金属はキャリア付極薄銅箔「MicroThinTM」と高周波基板用電解銅箔「VSPTM」の生産体制の増強計画を発表したことで買われた。
北関東の常陽銀行と足利銀行の持ち株会社のめぶきFGは、JPモルガンが金利上昇で恩恵が期待されるため、投資判断を引き上げたことで注目された。
他方、東京海上を始めとした損保株は安い。
オリエンタルランドはモルガン・スタンレーMUFG証券が10~12月期の入場者数は前年同期比で横這い程度と試算したことで売られた。
業種別上昇率上位は海運、非鉄、繊維、鉄鋼、輸送用機器で、下落率上位は保険、ノンバンク、その他製品、証券、不動産。(W)