前引けの日経平均は129円高の3万9,110円、TOPIXは1ポイント高の2,689ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は908、下落銘柄数は668。売買代金は7億8,705万株、売買代金は1兆7,628億円。
朝日新聞が、現時点では、自民党、公明党の与党は過半数(233議席)を維持できるか微妙な情勢と報じた。
これを受けて、日経平均は朝方206円安の3万8,775円となった。
売り一巡後はもみ合いに戻し、11時以降は若干上げ幅を広げた。
大和証券では、自民党がまだ比較第一党なら、公明党との連立政権に、国民民主党や日本維新の会が加わる形もあり得ると指摘。
そして、与党過半数割れなら石破総理が引責辞任し、後任は高市氏の思惑も出る公算もある。いずれにせよ財政政策は、拡大圧力が一段と強まってきそうだと述べた。
ディスコやアドバンテストが買われ、海運株が高い。
JT(2914)はカナダの訴訟で和解案が提示されたが、JTとフィリップモリス、ブリティッシュ・アメリカン・タバコの3社でどのように負担するかは未定のため、和解金負担が警戒され売られた。
業種別上昇率は海運、ゴム、精密、サービス、金属で、下落率上位は電力ガス、水産農林、銀行、食品、証券。(W)