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速報・市況2025年1月27日

☆[概況/前引け] 中国のAI「DeepSeek」の脅威でナスダック先物が売られ、日経平均も下落

前引けの日経平均は232円安の3万9,699円、TOPIXは13ポイント高の2,764ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,341、下落銘柄数は269。出来高は9億3,860万株、売買代金は2兆3,214億円。
米CNBCが24日に「中国の新しいAIモデル『DeepSeek』が米国の支配を脅かす仕組み」と報じた。
「中国にあるあまり知られていないAI研究所が、より安価で非強力なチップで構築されているにもかかわらず、アメリカの最高のものを凌駕するAIモデルをリリースした後、シリコンバレー全体でパニックを引き起こした。
DeepSeekは、このラボの名称を冠しているが、12月下旬に無料のオープンソースの大規模言語モデルを発表したが、これはエヌビディアのH800sと呼ばれる機能低下型のチップを使用して、わずか2カ月で600万ドル未満で構築できた」と伝えた。
このニュースを受けて、時間外取引でナスダック100先物が売られたため、今晩の米国株下落が警戒され、日経平均も売られた。
エヌビディアが売られるという不安からアドバンテストを始めとした半導体関連が売られ、データセンター関連のフジクラと古河電工の下げも目立った。
一方、日銀の利上げを受けて、銀行株が買われた。
フジメディアは、フジテレビが本日、臨時取締役会を開くので経営改善期待で続伸。
中国で28日から旧正月の春節に伴う8連休が始まるため、インバウンド期待で三越伊勢丹が物色された。
岩井コスモ(8707)は決算速報で大幅高。
京王電鉄は東海東京インテリジェンス・ラボが新規に「Outperform」と発表した。

業種別上昇率上位はゴム、陸運、銀行、鉄鋼、医薬品で、下落は非鉄、電機。(W)

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