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速報・市況2024年12月26日

☆[概況/前引け] 中国富裕層の消費効果に期待。中国データセンター運営企業が米国でIPO検討

前引けの日経平均は205円高の3万9,336円、TOPIXは17ポイント高の2,750ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,001、下落銘柄数は563。出来高は9億5,561万株、売買代金は1兆7,478億円。
日経平均は続伸。トヨタが買われ、日産とホンダも高い。
中国のデータセンター運営企業の有孚は、米国で新規株式公開(IPO)を検討しているとブルームバーグが報じた。
現在の米中関係悪化の中で、中国企業が米国で上場が認められるとインパクトが大きいという見方から、データセンター関連のフジクラ(5803)に先回り買いが入った模様。
Jフロントリテイングが好決算を発表したことに加えて、岩屋外相が観光目的の中国人が個人で訪日する際に必要な短期滞在ビザ(査証)に関し、10年間何度も利用できる「数次査証」を新設すると明らかにしたことも好感され、三越伊勢丹やパンパシフィックなどインバウンド関連が買われた。
観光目的の個人客向けの数次査証はこれまで5年有効が最長だったが、緩和することで中国の富裕層の消費を呼び込む効果が期待されたことも投資家心理を上向かせた。
キオクシアとソシオネクストは下落。
日本航空はサイバー攻撃を受け利用客の手荷物を預かるシステムなどに不具合が生じていることで売られた。

業種別上昇率上位は輸送用機器、石油、非鉄、海運、鉄鋼で、下落は空運、医薬品、不動産、精密、銀行。(W)

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