前引けの日経平均は65円安の3万8,789円、TOPIXは7ポイント安の2,761ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は499、下落銘柄数は1,103。出来高は9億2,634万株、売買代金は2兆2,990億円。
1ドル=157円台前半の円安となったため、輸入インフレ圧力を防ぐため、日銀は6月の決定会合で国債買い入れ縮小を決め、早ければ7月に追加利上げに動くとの見方が意識され、国債利回りが1.065%に上昇した。
米国のナスダックが最高値を更新したことを受けて、今朝の日経平均は一時286円高の3万9,141円となったが、金利上昇が警戒され、下落した。
東京電力が反落し、三菱重工は中期経営計画の発表が一旦材料出尽くしと受け止められ下落した。
三菱電機(6503)は中期経営計画の営業利益率とROEの目標を下げたため売られた。
一方、ディスコは広帯域メモリー(HBM)向けを中心にAI需要の恩恵が大きいという見方から好調が継続。
アドバンテストも高く、KOKUSAI ELECTICは野村証券がレーティングを引き上げた。
業種別下落率上位は海運、ゴム、水産農林、空運、陸運で、上昇率上位は保険、鉱業、銀行、その他製品、精密。(W)