前引けの日経平均は354円高の3万7,173円、TOPIXは23ポイント高の2,718ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,111、下落銘柄数は460。出来高は8億2,135万株、売買代金は2兆976億円。
TSMCがインテルとの合弁事業でエヌビディアやAMD、ブロードコムに共同出資を持ち掛けた。
トランプ大統領が米国への工場誘致を要請しているため、恩恵を受けるという思惑からこれらの企業も買われた。
米国半導体株高を受けて、東証ではアドバンテストとディスコが買われ、データセンター関連のフジクラも上昇した。
中国の習近平国家主席が人民解放軍の幹部らを粛清したため、台湾有事を見据えた体制整備と受け止められ、川崎重工などの防衛関連は続伸。
米ナイアンティックは「ポケモンGO」などのゲーム事業を、サウジアラビア系の米ゲーム会社スコープリーに35億ドル(約5,200億円)で売却すると発表した。任天堂(7974)はナイアンティックの株主のため買われた。
東京海上やSOMPOなどの保険株とみずほやりそななどの銀行株も高い。
住信SBIネット銀行は、大和証券が日銀による政策金利1%までの利上げ期待が高まっていく場合、高い金利感応度と成長性を有するため、銀行株のアウトパフォームをリードして行くと期待されると述べ、目標株価を引き上げた。
ANYCOLORは業績修正で、gumiは黒字決算が大幅高となった。
関税警戒で自動車株は小幅安。
業種別上昇率上位は保険、石油、銀行、鉱業、その他製品で、下落は食品、輸送用機器、空運。(W)