TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 半導体関連大幅続落。トランプ発言で円高が加速し、自動車が売られ、食品は高い
速報・市況2024年7月18日

☆[概況/前引け] 半導体関連大幅続落。トランプ発言で円高が加速し、自動車が売られ、食品は高い

前引けの日経平均は819円安の4万277円、TOPIXは27ポイント安の2,888ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は782、下落銘柄数は807。出来高は8億7,692万株、売買代金は2兆3,658億円。
米国の対中半導体規制強化を受け、17日の米国半導体関連株が大幅安となり、18日の東証でも半導体関連が続落となり、東京エレクトロンとディスコが大幅安となり、レーザーテックは年初来安値を更新した。
トランプ候補が「私たちは大きな通貨問題を抱えている。ドルと円、ドルと人民元は信じられないほど乖離している」と話し、円安や人民元安を容認せず、ドル高を是正する意向を示したことが円高を加速させた。一時1ドル=155円42銭まで円高が進んだため、ホンダやトヨタなど自動車株も安く、三菱重工など防衛関連も反落した。
こうした中、円高メリットのニトリとサイゼリヤが買われ、海外からの原料仕入れコストの低下期待でニチレイや山崎パン(2212)などの食品株が上昇した。
パルグループは6月末のサーバートラブルにより決算発表を延期しているが、延長後の提出期限が8月16日とされたため、発表日に関する不透明感が後退し、雑貨店「3コインズ」の業績寄与による決算発表が期待され、買いが入った。

業種別下落率上位は電機、精密、機械、輸送用機器、非鉄で、上昇率上位は水産農林、電力ガス、食品、紙パルプ、銀行。(W)

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