前引けの日経平均は454円安の3万8,649円、TOPIXは11ポイント安の2,743ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は591、下落銘柄数は990。出来高は7億3,499万株、売買代金は2兆1,251億円。
米国で利下げ観測後ずれによりNYダウが605ドル安となり、エヌビディアの好決算と上昇によるリスクオンムードも吹き飛ばしたため、日経平均は大幅反落となり、朝方735円安の3万8,367円となった。
その後、先物に買い戻しが入り、下げ圧力はやや後退した。
レーザーテックを始めとした半導体関連が売られ、富士電機は中期経営計画における半導体とデータセンター関連の売上目標が物足りないという見方から大幅安となった。
グットコムアセット(3475)は業績下方修正で急落した。
一方、小林製薬が一時大幅高となった。「保有する香港のヘッジファンドであるオアシス・マネジメントのセス・フィッシャー氏は業界の年次会合で、小林製薬には多くの潜在性があるとし、オアシスと関われば70%のアップサイドがある」と述べたとブルームバーグが報じた。
資生堂はみずほ証券が投資判断を引き上げたが、ファンケルは引き下げたため売られた。
王将フードは1対3の株式分割と株式分割に伴い株主優待を拡充したことで買われた。
業種別下落率上位は電機、情報通信、証券、不動産、鉱業で、上昇率上位は電力ガス、鉄鋼、ゴム、非鉄、海運。(W)