TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 安寄りしたが、ポスト石破への意識で反発。防衛関連は安い
速報・市況2024年10月28日

☆[概況/前引け] 安寄りしたが、ポスト石破への意識で反発。防衛関連は安い

前引けの日経平均は549円高の3万8,463円、TOPIXは28ポイント高の2,647ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,419、下落銘柄数は199。出来高は9億4,432万株、売買代金は2兆641億円。
与党が大敗したが、日経平均は寄り付きが安値(155円安の3万7,757円)となり、一時744円高の3万8,658円まで買われた。

国民民主党と日本維新の会が、自公連立政権の参加を否定し、立憲民主党との連立政権も否定した。
そのため、立憲民主党を軸とした政権交代は難しいと受け止められた。
なお、石破政権は少数与党だと短命に終わると意識されたが、その分、次の首相による財政拡張政策が期待された模様。
ディスコなどの半導体関連が買われ、円安でトヨタも高い。
中外製薬は業績上方修正で大幅高。
ITコンサルのフューチャー(4722)は1月に付けた年初来高値を更新した。
一方、防衛増税は難しくなるという見方から三菱重工やIHI、川崎重工は売られた。
東京製鉄は業績予想を下方修正したことを受けて、モルガン・スタンレーが投資判断を引き下げたことも重しとなり大幅安となった。
オリンパスはCEOが違法薬物購入の疑いで辞任したため下落した。

業種別上昇率上位は輸送用機器、医薬品、海運、証券、その他製品で、下落は鉱業、石油、化学、精密。(W)

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