TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 小幅安。三菱UFJや塩野義が売られ、アドバンテストも安い。レーザーテックは反発
速報・市況2024年6月7日

☆[概況/前引け] 小幅安。三菱UFJや塩野義が売られ、アドバンテストも安い。レーザーテックは反発

前引けの日経平均は42円安の3万8,661円、TOPIXは1ポイント安の2,756ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は946、下落銘柄数は624。出来高は6億5,973万株、売買代金は1兆7,824億円。
米国雇用統計の発表前で動きにくく、日経平均は小幅安。
三菱UFJ(8306)は傘下の銀行と証券2社が顧客の同意を得ずに重要情報を共有していたとして、証券取引等監視委員会が来週にも金融庁に行政処分を勧告する検討に入ったと報じられたため売られた。
塩野義製薬はIR説明会の資料で、肥満症治療薬の第2相臨床試験速報がベースラインからの体重減少率(群平均)が5%を越えなかったことで失望売りに見舞われた。
米連邦取引委員会(FTC)と米司法省が、マイクロソフト、オープンAI、エヌビディアに対し、人工知能(AI)を巡って独占禁止法(反トラスト法)違反がないかどうかを調査する方針と報じられたため、エヌビディア関連のアドバンテストは売られた。
一方、レーザーテックは9日ぶりに反発。スコーピオン・キャピタルから不正会計を疑うレポートが発行されたことに対して、「棚卸資産の会計処理」について説明した資料を発表したため、狼狽売りを行った投資家の買戻しを誘ったようだ。
日東電工は大和証券が会社側の利益計画は保守的と見て、レーティングを引き上げたため買われた。

業種別下落率上位は証券、医薬品、陸運、電力ガス、銀行で、上昇率上位は非鉄、海運、保険、化学、鉱業。(W)

関連記事