前引けの日経平均は138円高の3万7,890円、TOPIXは18ポイント高の2,814ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は962、下落銘柄数は609。出来高は10億7,419万株、売買代金は2兆4,205億円。
日経平均は反発。
植田日銀総裁が19日の会見で、「経済・物価の見通しが実現していけば引き続き政策金利を引き上げる」と説明した。
21日に発表された2月の全国消費者物価(生鮮食品を除くコアCPI)が前年同月比3.0%上昇し、市場予想の2.9%上昇を上回った。
日銀による利上げが意識され、三菱UFJを始めとした銀行株が買われた。
米コーニングが米国で生成AI向けに毎年最大で70棟のハイパースケーラデーターセンターが建設される必要があると予想したため、フジクラに連想買いが入った。
19日に新規上場したJX金属が買われた。
DeNA(2432)は野村アセットマネジメントによる保有が報告され上昇した。
一方、川崎重工とIHIは下落。
アイチコーポレーションは自己株TOB(公開買付)価格がディスカウントだったため売られた。
業種別上昇率上位は銀行、その他製品、鉱業、非鉄、証券で、下落率上位は金属、輸送用機器、海運、保険、精密。(W)