前引けの日経平均は56円高の3万8,888円、TOPIXは5ポイント高の2,751ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,196、下落銘柄数は389。出来高は10億6,282万株、売買代金は2兆1,850億円。
日銀の田村審議委員は三井住友銀行の出身で、昨年12月の金融政策決定会合でただ一人0.5%への利上げを提案した。
本日の講演で、政策金利を2025年度後半には少なくとも1%程度まで引き上げることが必要との見解を示した。
政策金利を0.75%に引き上げたとしても実質金利は大幅マイナスであり、経済を引き締める水準にはまだ距離があると説明した。
これを受けて、円相場が一時1ドル=151円台となり、日経平均は朝方の358円高から値を消した。
ルネサスエレクトロニクスは第1四半期の売上収益予想が、第4四半期に比べて増収となっていたため大幅高となった。
野村HDは好決算で買われた。
日本冶金工業(5480)は創業100周年記念配当が好感された。
ホンダは反落し、JMDCは決算発表を受けて大幅安。
業種別上昇率上位は証券、空運、その他製品、ガラス土石、陸運で、下落率上位は輸送用機器、情報通信、非鉄、機械、金属。(W)