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速報・市況2024年10月25日

☆[概況/前引け] 立憲民主党政権誕生リスクを警戒

前引けの日経平均は371円安の3万7,771円、TOPIXは25ポイント安の2,609ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は145、下落銘柄数は1,471。出来高は7億8,862万株、売買代金は1兆5,499億円。
日経平均は下値模索となった。
衆議院選挙で自民党が大敗し、立憲民主党へ政権が移る場合が警戒された。
立憲民主党は、円安が輸入物価の上昇を招いているため、物価目標を現在の2%から0%超に変更することを公約に掲げている。この場合、大幅な円高になることが株式市場では警戒されている。
その他、金融所得課税の強化を目指していることも投資家からはマイナス視されている。
アドバンテストや東京地下鉄が売られ、データセンター関連のフジクラも安い。
海運株の下げも目立った。
神戸物産は9月度の営業利益が前年同月比0.8%減だったことで売られた。
一方、ニデックは続伸。エヌビディアの次世代GPU「ブラックウェル」向け液冷装置は第3四半期末から出荷が始まり、第4四半期に大きく増加し収益寄与が期待できると野村証券では解説した。
能美防災は業績予想を上方修正し、上場来高値を更新した。
ワタミ(7522)は、サンドイッチチェーンの「サブウェイ」の日本事業を子会社化すると発表したことで買われた。

業種別下落率上位は海運、保険、サービス、非鉄、銀行で、上昇業種はなし。(W)

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