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速報・市況2025年1月9日

☆[概況/前引け] 続落。海運や自動車、商社が安い

前引けの日経平均は302円安の3万9,678円、TOPIXは21ポイント安の2,748ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は468、下落銘柄数は1,121。出来高は9億1,369万株、売買代金は2兆966億円。
9日の米国株式市場はカーター元大統領の国葬で休場となり、10日は米国で12月の雇用統計が発表されるため、様子見姿勢から買いが入りにくいと見られていたが、日本の長期金利の上昇を受けて、日経平均は続落となった。
米国東海岸の港湾ストが回避されたため、海上運賃の上昇期待が剥落し、海運株が下落。
トランプ次期政権による関税引き上げへの警戒感で日産などの自動車株が売られ、自由貿易が阻害されるという不安から三井物産などの商社株も安い。
ディスコは小幅高だったが、レーザーテックと東京エレクトロンは売られた。
一方、フジクラは堅調。
中古車販売のネクステージ(3186)はモルガン・スタンレーが目標株価を引き上げた。営業インセンティブの一部復活による業績改善に期待感を示した。
アシックスも野村証券による目標株価の引き上げが好感された。

業種別下落率上位は海運、輸送用機器、卸売、精密、鉱業で、上昇はその他製品、医薬品、食品、繊維。(W)

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