前引けの日経平均は306円高の3万8,842円、TOPIXは23ポイント高の2,724ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,052、下落銘柄数は519。出来高は11億6,601万株、売買代金は2兆4,071億円。
日経平均は4日ぶりに反発。週末でポジション調整の買い戻しも入った模様。
トランプ政権の保護主義で貿易量が減ると警戒されている中で、海運株にも買戻しが入った。
大和証券では、年末まであと45日となるので、来週にはヘッジファンド等の解約傾向が明らかになるため、日本から資金流出となるか否か次第で、年内押しか上抜けかが明確になるだろうと述べている。
オランダの半導体製造装置メーカーのASMLは10月15日の7~9月期決算発表時に、2025年の売上高見通しを引き下げたことが失望された。
しかし、11月14日の資料では、AI関連の半導体需要急増を見越して、2030年の売上高見通しを堅持したため、15日の東証ではディスコやSCREENなどの半導体関連に買いが入った。
みずほFGは16年ぶりに自社株買いを実施すると発表したことで人気を博し、かんぽ生命は自社株買いと業績上方修正で大幅高となった。
マーケティング調査のマクロミルは、TOB(株式公開買付)が発表されストップ高買い気配。
10月に入ってから株価の調整が続いていた円谷フィールズが反発した。
一方、電通グループ(4324)は業績予想を下方修正しストップ安となった。
アサヒグループは豪州の低迷が警戒された。
業種別上昇率上位は電力ガス、海運、輸送用機器、鉱業、保険で、下落はサービス、ノンバンク、証券。(W)