前引けの日経平均は133円高の3万9,515円、TOPIXは2ポイント高の2,746ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は716、下落銘柄数は885。出来高は12億8,906万株、売買代金は2兆7,940億円。
日経平均は高寄りし、朝方は437円高となったが、伸び悩んだ。
石破首相がトランプ次期大統領に当選を祝う電話を掛けたが、時間が5分と短かったため、親密な関係を築くことは難しいのではないかと警戒された。
大統領選挙後の電話は2016年の安倍首相とは約20分、2020年の菅首相とバイデン氏は約15分だった。
なお、トランプ次期大統領は韓国の大統領とは12分間話した。
米国に造船所は5カ所あるが、各造船所の年間引き渡し数は平均1.3隻に過ぎず、米海軍の潜水艦の約30％は修理待機中という状況。
そのため、トランプ次期大統領は韓国の大統領に対して、韓国の軍艦建造能力が必要と協力を求めた。

古河電工は通期の営業利益の上方修正幅と配当予想の増額が大きいことが好感されストップ高買い気配。
回転すしの「スシロー」を運営しているFOOD＆LIFE(3563)は前期好決算と配当増額で買われた。
味の素は自社株買いと株式分割の発表で上昇した。
一方、フジクラは利食い売りで反落し、日産やトヨタが安い。
太陽誘電は大幅下方修正で売られた。

業種別上昇率上位は情報通信、サービス、精密、食品、小売で、下落率上位は紙パルプ、輸送用機器、鉱業、ゴム、石油。（W)