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速報・市況2025年2月19日

☆[概況/前引け] 高田審議委員の講演は前回9月と同じ

前引けの日経平均は161円安の3万9,108円、TOPIXは11ポイント安の2,764ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は635、下落銘柄数は936。出来高は9億4,794万株、売買代金は2兆3,747億円。
トランプ大統領が自動車関税は25%前後と発言したことで日経平均は小幅安もみ合いだったが、日銀の高田審議委員が講演で「1月に実施した追加利上げ以降も、ギアシフトを段階的に行っていくという視点も重要だと考えている」と話したため、下げ幅を拡大し、一時275円安の3万8,994円となった。
ただ、昨年9月の講演でも「堅調な設備投資や賃上げ、価格転嫁の継続など『前向きな企業行動』の持続性が確認されていけば、その都度、もう一段のギアシフト-金融緩和度合いの更なる調整-を進め、言わば『金利のある世界』にしていくことは必要だと考えている」と発言したので、寝耳に水ではないという見方からやや下げ幅を縮めた。
ディスコやソフトバンクグループが売られ、サンリオが反落。
昨日人気を博したIHIも小反落。
一方、金利上昇を受けて三井住友(8316)が買われた。
東京エレクトロンは野村証券が目標株価を引き上げた。
クラボウは『FACTA』が「M&Aで頻発するPEファンドとアクティビストのマッチポンプ。科研の次はクラボウか」と報じたことで大幅高となった。

業種別下落率上位は精密、輸送用機器、医薬品、ゴム、保険で、上昇率上位は紙パルプ、金属、海運、銀行、石油。(W)

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