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速報・市況2025年2月13日

☆[概況/前引け] 14日のウクライナ停戦交渉に期待

前引けの日経平均は511円高の3万9,474円、TOPIXは29ポイント高の2,762ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,259、下落銘柄数は329。出来高は9億7,213万株、売買代金は2兆4,526億円。
トランプ米大統領は12日、ロシアのプーチン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領と個別に電話協議し、ロシアとウクライナの停戦に向けた交渉を「直ちに」開始すると明らかにした。
ドイツ・ミュンヘンで14日に協議が行われる。
ヘグセス米国防長官は12日の北大西洋条約機構(NATO)の会合に出席し、ウクライナのNATO加盟に否定的な見方を示したため、こうしたことも落としどころと期待された。

ウクライナ和平交渉への期待で、日経平均は上げ幅を拡大。
アドバンテスト(6857)は次世代DRAM向け超高速メモリ・テスト・システム「T5801」を発表したことで買われた。
防衛関連の川崎重工とIHIも反発。ヘグセス米国防長官は、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が防衛費をGDPの5%にするべきだとのトランプ米大統領の見解を示し、防衛費の大幅な引き上げを要求した。
英国の国際戦略研究所は、2024年の世界全体の防衛費は前年比7.4%増の2兆4600億ドルと発表した。ロシアの実質的な防衛費はヨーロッパ全体よりも多いとしている。
楽天銀行(5838)は通期予想を上方修正し急騰した。
トレンドマイクロは投資ファンドのベインキャピタルやアドベントインターナショナルなどが買収を競っていると報じられ、ストップ高。
フジクラと古河電工は反落し、ソフトバンクグループは赤字決算で売られた。
タカラトミーは10~12月期の増益率鈍化で急落した。

業種別上昇率上位は繊維、医薬品、ゴム、精密、証券で、下落は非鉄、サービス、海運、金属。(W)

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