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速報・市況2025年1月15日

☆[概況/前引け] 17日のIMF世界経済見通しの日本に期待する向きも

前引けの日経平均は154円高の3万8,628円、TOPIXは18ポイント高の2,700ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は993、下落銘柄数は578。出来高は7億9,151万株、売買代金は1兆8,653億円。
NYダウ続伸を受けて、日経平均は高寄りしたが、今晩の米国で12月の消費者物価が発表されるため、様子見姿勢から伸び悩み、一時小幅安となった。
その後、押し目買いが入り、上昇に戻した。
1月17日に国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しを発表する。
大和証券では、日本の成長率見通しは引き上げとなる可能性が高いと予想。
昨年末に成立した事業規模39兆円の補正予算によって、内閣府は3年間で1.2%の成長率引き上げになると試算している。IMFには経済官僚が出向しており、日本の政策効果が説明されているだろうというのが上方修正に期待する理由。
そして、IMFが日本の見通しを変更すると、それに沿って2カ月間程度海外投資家がポジションを変更する傾向が強いという。
ソフトウェアテストのSHIFTは第1四半期好決算で大幅高。
任天堂(7974)は家庭用ゲーム機「スイッチ2」の発表が近いと期待された。
ファナックとキーエンスは、モルガン・スタンレーMUFG証券がFA業界の投資判断を「Cautious(慎重)」から「Attractive(魅力的)」に引き上げたことで買われた。米国での需要回復期待でファナックがトップピックで、キーエンスは「Underweight」→「Equal-weight」に引き上げた。
一方、アドバンテストやレーザーテックなどの半導体関連とデータセンター関連の古河電工は続落となった。

業種別上昇率上位はその他製品、銀行、保険、電機、水産農林で、下落は医薬品、建設、石油、ガラス土石。(W)

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