前引けの日経平均は1,894円高の3万3,030円、TOPIXは149ポイント高の2,438ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数1,627、下落銘柄数は9。出来高は12億5,624万株、売買代金は2兆5,973億円。
7日の米国株が大幅下落を回避したことで、8日の東証は買い戻しが入り全面高となった。
日経平均は一時、3万3,257円(2,120円高)となった。
トランプ大統領は、中国が相互関税への対抗措置を撤回しなければ、9日から中国に対して、さらに50%の追加関税を課すと自身のSNSに投稿したが、上海株は「国家隊」と呼ばれる中国政府系ファンドなどが7日から8日朝方にかけて、中国株式の上場投資信託(ETF)や技術イノベーション関連株の追加取得を発表したため、反発した。
日本では長期金利の上昇もありメガバンクが買われた。
三菱重工などの防衛関連も高く、日本製鋼所はSMBC日興証券が引き続き原子力・防衛銘柄として推奨したいと述べ、目標株価を引き上げたためストップ高となった。
その他、昨日の下落率が大きかったフジクラもストップ高。
一方、サンエーが売られ、参天製薬が安い。
業種別上昇率上位は保険、非鉄、銀行、証券、機械で、下落業種はなし。(W)