前引けの日経平均は291円高の3万5,867円、TOPIXは23ポイント安の2,552ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は315、下落銘柄数は1,305。出来高は8億4,757万株、売買代金は1兆7,477億円。
米中の景気後退懸念で原油安となり、米国金利低下でドルが売られ、円高が進んだ。
東京タイムでは日銀の中川審議委員が、現在の実質金利は極めて低い水準にあると述べ、金融緩和の度合いを調整していくと懇談会で挨拶したため、円高に弾みが付き、1ドル=141円台半ばとなった。
日経平均は一時、428円安の3万5,730円となった。
トヨタなどの自動車株が売られ、原油安で石油関連も安く、エネルギー需要減退の連想でガス株も敬遠された。
良品計画は8月の中国大陸の売上高が前年同月比12%減だったため下落した。
一方、富士通はIRデーを開催し、参加した野村証券が目標株価を引き上げた。
ベイカレント(6532)は岡三証券が目標株価を引き上げたことが好感された。
業種別下落率上位は鉱業、電力ガス、石油、鉄鋼、輸送用機器で、上昇業種はなし。(W)