TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 3万7,000円を挟んだ攻防。ソフトバンクGが急騰。海運は大幅安
速報・市況2024年2月9日

☆[概況/前引け] 3万7,000円を挟んだ攻防。ソフトバンクGが急騰。海運は大幅安

前引けの日経平均は166円高の3万7,029円、TOPIXは0.4ポイント安の2,562ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は704、下落銘柄数は899。出来高は11億9,783万株、売買代金は3兆2,627億円。
日経平均は一時、3万7,287円(423円高)まで買われた後、上げ幅を縮めたが、その後は3万7,000円を挟んだ攻防となった。
ソフトバンクグループは傘下の英アームの急騰とソフトバンクグループの10~12月期決算で最終利益が5四半期ぶりに黒字となったため急騰した。日経平均への寄与度は147円。
19年ぶり復配のルネサスエレクトロニクスが続伸となり、ニトリとスシロー運営会社のFOOD&LIFE(3563)は好決算で買われた。
フジクラは通期の減益幅が縮小する見通しで配当予想を増額したためストップ高。
一方、デンマークの海運大手のマークスが10~12月期が最終赤字で、フーシ派の攻撃で紅海の航行を巡る不透明感が続いており、世界の海運市場が一段と悪化する可能性があるとして、2024年通期決算が赤字になるとの見通しを示したため急落した。これを受けて、日本の海運大手3社も売られた。
日産自動車は10~12月期がアナリスト予想を下回り大幅安となった。

業種別上昇率上位は非鉄、小売、金属、情報通信、ガラス土石で、下落率上位は海運、繊維、輸送用機器、電力ガス、鉄鋼。(W)

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