前引けの日経平均は638円安の3万8,013円、TOPIXは21ポイント安の2,669ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は467、下落銘柄数は1,119。出来高は9億5,336万株、売買代金は2兆145億円。
イランがイスラエルに弾道ミサイルを発射したため、リスクオフムードで日経平均は一時759円安の3万7,892円となったが、概ね3万8,000円を挟んだ動きとなった。
レーザーテックやアドバンテスト、ソニーグループ、村田製作所などのハイテク株が売られ、指数寄与度の高いファーストリテイリングも安い。
ラクスルはSBI証券が投資判断を下げたことが響いた。
一方、原油高でINPEXが買われた。
中東情勢の悪化と米国の東岸の港湾ストライキによる海上運賃の上昇期待で海運株も物色された。
港湾ストが長引けば、空輸へのシフトも強まるという見方で、航空機関連の大阪チタニウム(5726)と東邦チタニウムも上昇した。
ただ、原油高による燃料コスト上昇懸念で空運株は売られている。
業種別下落率上位は電機、空運、化学、情報通信、小売で、上昇率上位は鉱業、石油、海運、鉄鋼、電力ガス。(W)