前引けの日経平均は41円高の3万8,719円、TOPIXは0.3ポイント高の2,734ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は510、下落銘柄数は1,078。出来高は8億7,170万株、売買代金は2兆558億円。
植田日銀総裁が衆院予算委員会で、長期金利が急激に上昇すれば機動的に国債買い入れを増額すると国会で発言したため、債券先物が上昇し、円安に向かい、日経平均も前場の安値の221円安から一時130円高へと切り返した。
その後、3連休を控え、鈍化したが、来週25日は厚生労働省の社会保障審議会の資金運用部会が開催され、年金運用のGPIFの次期中期目標案が協議されるため、株式市場にとっては好材料となりそうという見方もある。
その他、米国では2月20日頃から税還付も始まるので、米国株高要因と期待されている。
本日の相場は、DeNAはいちよし経済研究所によるレーティング引き上げが好感された。
ソニーグループやデンソーが買われ、ミスミグループ(9962)が大幅高。
一方、フジクラや防衛大手3社、日立が売られ、スズキが反落。
下水道関連の日本ヒュームは利食い売りに押された。
ぴあは株式売出で下落した。
業種別上昇率上位は空運、ゴム、医薬品、保険、化学で、下落率上位は非鉄、紙パルプ、精密、機械、銀行。(W)