前引けの日経平均は667円高の3万9,180円、TOPIXは35ポイント高の2,749ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,375、下落銘柄数は230。出来高は10億4,486万株、売買代金は2兆5,110億円。
米国半導体株高の流れを引き継ぎ、ディスコやレーザーテックや東京エレクトロンなどが買われた。
米商務省は2日、中国向けの先端半導体の輸出規制の強化策を発表した。今回、規制対象となる企業リスト「エンティティーリスト」に、中国の半導体関連企業など新たに140社を加えた。
また、先端半導体の製造装置やソフトウェアの輸出規制を強化したほか、高速でデータ処理ができる「広帯域幅メモリー」でも新たな規制を打ち出した。
だが、米国と同等の規制があるとして、露光装置メーカーASMLを抱えるオランダと半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンを抱える日本は対象外となったことも好感された。
川崎汽船はJPモルガンが「Neutral」→「Overweight」に引き上げた。継続中の株主還元を評価し、上方修正したJPモルガンの業績予想で割安感が生じている。
サイゼリヤは11月の既存店売上高が前年同月比23.0%増となり買われた。
株価調整が続いていた霞ヶ関キャピタル(3498)が反発した。
関西電力は公募・売出株の受け渡し日で下落した。
業種別上昇率上位は海運、非鉄、電機、精密、金属で、下落は電力ガス、空運。(W)