前引けの日経平均は753円安の3万5,828円、TOPIXは46ポイント安の2,524ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は544、下落銘柄数は1,050。出来高は9億1,565万株、売買代金は1兆9,886億円。
日経平均は3万6,000円を下回った。
17日から18日にかけて開催される米国FOMCでは0.5%の利下げもありうるという見方で、ドルが売られ、16日の海外市場で一時1ドル=139円台半ばへと円高が進んだ。
レーザーテックや東京エレクトロン、アドバンテストなど半導体関連の下げが大きい。
米国の利下げ観測でメガバンクや東京海上も売られた。
アップルの「iPhone 16 Pro」シリーズの需要が弱いとの見方から、TDKや村田製作所といったアップル関連も安い。
その他、東京メトロの新規上場が20日に発表される見通しと報じられた。
新規公開株を取得するため、既存の銘柄に換金売りが出るという見方や、株主優待が期待されており、高配当利回り株からの資金シフトが起きる可能性があると見られている。
一方、海運株が堅調。
鳥貴族から社名変更したエターナルホスピタリティ(3193)は好決算に加えて、大幅増配が続く見通しで急騰した。
業種別下落率上位は保険、銀行、電機、証券、輸送用機器で、上昇率上位は海運、水産農林、空運、倉庫運輸、陸運。(W)