TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] ウクライナ情勢緊迫化で反落。海運や精密が売られ、保険と銀行は高い。稲畑産業は上方修正と株主還元で最高値
速報・市況2022年2月7日

☆[概況/大引け] ウクライナ情勢緊迫化で反落。海運や精密が売られ、保険と銀行は高い。稲畑産業は上方修正と株主還元で最高値

大引けの日経平均は191円安の2万7,248円、TOPIXは4ポイント安の1,925ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は783、値下がり銘柄数は1,313。出来高は13億218万株、売買代金は3兆141億円。
サリバン米大統領補佐官が、北京冬季五輪の期間中でもロシアによるウクライナへの軍事侵攻リスクがあると指摘したことを受けて、東証は反落。
レーザーテックや日本郵船が売られ、オリンパスは10~12月期営業減益となり、中国市場では予算執行の停滞や厳しい競争環境により内視鏡が減収となったことが警戒され、急落した。
太陽誘電は東南アジアの輸送費上昇が想定以上で大幅安となった。
デンカは、新型コロナウイルス抗原迅速診断キットの販売数量が増加するものの、保険点数引き下げに伴い価格が下落することなどで業績予想を下方修正したため売られた。
都築電気は株式売出を発表が嫌気された。
一方、ソフトバンクグループが買われ、長期金利上昇で銀行と保険が高い。
ダイフクは業績上方修正とコンテックへのTOBを発表し急騰した。
その他、塩野義製薬は新型コロナウイルス感染症の軽症者向け経口薬について、条件付早期承認制度の適用の検討に入ったと報じられたことで買われた。
化学専門商社の稲畑産業(8098)は通期業績上方修正と大幅増配、自社株買いの発表が好感され最高値更新となった。
業種別下落率上位は海運、精密、金属、化学、水産農林で、上昇率上位は保険、銀行、紙パルプ、石油、医薬品。(W)

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