大引けの日経平均は285円高の3万8,647円、TOPIXは19ポイント高の19ポイント高の2,712ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,107、下落銘柄数は474。出来高は20億507万株、売買代金は5兆1,924億円。
生成AIの開発を手がけるオープンAIの資金調達に、アップルとエヌビディアが参加することを交渉していると報じられた。
オープンAIは、エヌビディア製AI向け半導体の世界有数の大口顧客で、最先端のAIシステムを訓練するために膨大な数のチップを活用している。
オープンAIが調達した資金で生成AIの開発を加速すると、エヌビディアは恩恵を受けるという見方から、東証ではアドバンテストやディスコが買われ、アップル関連のTDKも上昇した。
電力会社がデータセンターや半導体工場の増加に対応して送電網を増強との記事で、古河電工やSWCCなどの電線メーカーと変電機器の明電舎やダイヘンが高い。
日立(6501)も子会社の日立エナジーが高圧直流送電(HVDC)で世界首位のため関連銘柄と期待された。
小林製薬は、文春オンラインが、物言う株主から脅かされ、会長が「MBO(経営陣による自社買収)で非上場化」を目論むと報じたため反発した。
一方、テルモは金融機関による海外売出の発表で下落した。
ニトリやスギ、イオンなど小売が安い。
業種別上昇率上位は非鉄、海運、卸売、サービス、電力ガスで、下落率上位は精密、小売、倉庫運輸、医薬品、食品。(W)