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速報・市況2024年10月24日

☆[概況/大引け] テスラ効果で前場は上昇したが、衆院選を控え伸び悩んだ

大引けの日経平均は38円高の3万8,143円、TOPIXは1ポイント安の2,635ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は596、下落銘柄数は980。出来高は17億1,565万株、売買代金は3兆7,099億円。
米国の電気自動車メーカーのテスラは、イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)が来年の納車台数を20~30%増やすと表明し、時間外取引で大幅高となった。
テスラが買われれば、今晩のナスダック反発が見込まれるため、日経平均は一時215円高となった。
だが、衆院選を控え、伸び悩んだ。

大和証券では、自民党が大敗し、立憲民主党政権が誕生した場合は株価が3~4カ月は下落すると予想している。立憲民主党は物価目標2%を0%超に変更すると公約した。その目標達成に強烈な利上げが連想され、円高の反応になり得ることが背景。
一方、与党が小規模過半割れで、非公認議員の追加公認等の場合、石破首相は引責辞任し、高市氏にバトンタッチするようなら株高と想定している。
なお、石破政権が続く場合、石破首相は12月の税制大綱で防衛費の財源を決着させると述べているため、たばこ増税、所得増税、法人増税を決めるとなると、株安の懸念が高まると補足した。

本日の相場は、ニデックは好決算で買われ、セブン&アイ(3382)は「IRデー」で2030年度の売上目標を23年度の2倍近い30兆円以上に伸ばす目標を明らかにしたことで上昇した。
ヘアケア製品のI-neは化粧品のトゥヴェールを子会社化すると発表し急騰した。
一方、東京地下鉄は反落した。

業種別上昇率上位は電機、その他製品、倉庫運輸、食品、サービスで、下落率上位は電力ガス、ゴム、海運、鉄鋼、輸送用機器。(W)

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