大引けの日経平均は437円高の3万9,568円、TOPIXは32ポイント高の2,766ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,295、下落銘柄数は297。出来高は19億6,895万株、売買代金は3兆8,817億円。
日経平均は続伸。本日が年内受け渡しの最終売買日なので、節税を意識した売りが一巡するという見方や日本政府が中国人向けビザを緩和したため、富裕層の訪日が景気に寄与すると期待された。
中国の富裕層向けに10年間有効な観光ビザを新設し、団体旅行の取得するビザは滞在可能な日数を15日から30日に延長した。大都市以外に、地方を訪問する機会を増やすことが狙い。
好決算のJフロントリテイリング(3086)に加え、中国人向けビザ緩和で他の百貨店も高い。
本日の株価は反応薄だったが、地方経済が潤った場合、恩恵を受けるのは貸し出し増の地銀株か。
トヨタを始めとした自動車株とデータセンター関連のフジクラが上昇。
その他、積水化学はペロブスカイト型太陽電池を量産するため、新工場を建設することで買われた。一方、楽天が売られ、エーザイは年初来安値を更新した。
業種別上昇率上位は輸送用機器、非鉄、卸売、鉄鋼、機械で、下落業種はなし。(W)