TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] マコネル院内総務がトランプ政権に警告したため、日経平均の上げ幅は小幅。ロームや自動車が高く、島忠はニトリが買収に名乗りの観測報道で急騰
速報・市況2020年10月21日

☆[概況/大引け] マコネル院内総務がトランプ政権に警告したため、日経平均の上げ幅は小幅。ロームや自動車が高く、島忠はニトリが買収に名乗りの観測報道で急騰

大引けの日経平均は23,639.46円の72.42円高、TOPIXは1,637.60ポイントの11.86ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,553、値下がり銘柄数は552。出来高は9億4,331万株、売買代金は1兆8,718億円。
日経平均は反発したが、上げ幅は小幅にとどまった。米国の追加経済対策について、民主党のペロシ下院議長は週内合意に期待を示したが、共和党のマコネル上院院内総務は選挙前に民主党主導の大規模対策で合意しないようトランプ政権に警告した。
ロームは上期の減益が従来予想よりも減る見通しを発表したことで買われた。減益が軽減される理由の1つに、新型コロナウイルス感染拡大で供給が低迷していた自動車向けが回復傾向にあることを挙げたため、トヨタや日産やSUBARUといった自動車株にも好影響を与えた。
DCMがTOBを実施中の島忠(8184)に対して、ニトリが買収に名乗りという観測が報じられため、TOB価格の引き上げ合戦が期待され、島忠は急騰した。
ニトリは島忠の首都圏の店舗を獲得するという期待で朝方買われたが、買収資金の負担が警戒され、下落した。DCMはTOB価格の引き上げ負担や買収計画が頓挫するリスクが不安視され売られた。
日本製鋼所はSMBC日興証券が、電気自動車用電池のセパレータ用フィルムシート装置の受注にようやく回復の兆しが見えてきたと述べ、目標株価を引き上げた。
半面、任天堂を始めとしたゲーム関連が売られた。
オリンパスはインドで内視鏡診断医を育成するプロジェクトに参加すると発表したが株価は下落した。
業種別上昇率上位は鉄鋼、鉱業、海運、空運、保険で、下落は精密とその他製品。

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