大引けの日経平均は461円安の2万6,449円、TOPIXは29ポイント安の1,881ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は290、値下がり銘柄数は1,815。出来高は11億3,893万株、売買代金は2兆7,093億円。
ロシアのプーチン大統領が21日、ウクライナ親ロシア派勢力の支配地域のドネツク、ルガンスク両共和国の独立を承認し、ロシア軍に対しては平和維持活動を行うために派遣することを命じた。
ロシアが強硬手段に出たことで、米ロ首脳会談の開催が危ぶまれたことや対ロ制裁による原油高やグローバルインフレが警戒され、東証は広範囲に下落した。
燃料費高騰懸念で海運株が売られ、自動車株も安い。その他、半導体関連も下落し、エアトリやオープンドアなどの旅行関連も売りに押された。
一方、第一三共(4568)は乳がん向け抗体薬物複合体の第3相臨床試験の好データを発表したため急騰した。
石油関連のINPEXが買われ、四国電力は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が、燃料価格の上昇により、原子力発電の火力燃料コスト削減効果が拡大している点に注目して、投資判断を引き上げたことで高い。
業種別下落率上位は海運、ゴム、ガラス土石、保険、輸送用機器で、上昇は鉱業、医薬品、電力ガス。(W)