TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 上値は抑制されたが高値引け。任天堂と海運が買われ、鉄鋼は安い
速報・市況2023年4月4日

☆[概況/大引け] 上値は抑制されたが高値引け。任天堂と海運が買われ、鉄鋼は安い

大引けの日経平均は99円高の2万8,287円、TOPIXは5ポイント高の2,022ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は889、下落銘柄数は853。出来高は11億6,147万株、売買代金は2兆8,866億円。
日経平均は小幅高で推移したが、本日の高値で取引を終えた。
上値が抑制されたのは、TOPIXが昨年3月末の1,946ポイント(日経平均は同2万7,821円)を上回っているために、新年度入りで国内機関投資家から利益確定の売りが出易いとみられていることが影響した。
こうした中、任天堂はスーパーマリオの映画公開接近で上昇した。
海運が5日ぶりに反発。
東京証券取引所がPBR(株価純資産倍率)1倍を下回る上場企業に対して、株価水準を引き上げるための具体策の開示を求めることが材料視されているため、加藤製作やミツバが大幅高となった。
安永(7271)はリチウムイオン電池の集電箔への特殊加工を独自に開発し、電池寿命を同社従来品比12倍以上に向上させることに成功したことで急騰した。
産業廃棄物処理の大栄環境はSMBC日興証券が投資判断を新規に「1」と発表し、ブイ・テクノロジーは東海東京調査センターがレーティングを引き上げたことで買われた。
一方、鉄鋼株は売られた。
しまむらは第4四半期が2ケタ営業減益で下落し、ネクステージは大幅減益で急落した。
デクセリアルズはモルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を「Underweight」に下げたことが響いた。

業種別上昇率上位は海運、その他製品、鉱業、電力ガス、陸運で、下落率上位は鉄鋼、空運、サービス、ノンバンク、小売。(W)

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