TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 下げ幅縮小だが3日続落。米株先物は堅調推移
速報・市況2022年4月1日

☆[概況/大引け] 下げ幅縮小だが3日続落。米株先物は堅調推移

大引けの日経平均は155円安の2万7,665円、TOPIXは2ポイント安の1,944ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,081、値下がり銘柄数は1,002。出来高は11億9,029万株、売買代金は2兆8,935億円。
米国株続落を受けて、日経平均は3日続落となったが、時間外の米株価指数先物が堅調に推移したことや、ロシア軍がチェルノブイリ原発と周辺施設から撤退したことなどが好感され、売り一巡後は下げ幅を縮めた。WTI原油が100ドル割れとなったことも安心感を誘った。
だが、今晩の米国で3月の雇用統計とISM製造業景況指数の発表を控えているため、戻りは限定的。
ロシアのプーチン大統領が、外国の買い手は4月1日からロシア産天然ガスの代金をルーブルで支払う必要があるとし、支払わない場合はガス供給を停止すると表明した。欧州景気の悪化が警戒され、日本郵船を始めとした海運株が売られた。
出光興産などの石油株とJFEなどの鉄鋼株も安い。
一方、東芝は米投資ファンドのベインキャピタルが買収を検討していると報じられ、関心を集めた。
新型コロナウイルスの新規感染者のうち、オミクロン型によりも感染力が強い派生型「BA.2」の比率が急速に高まっているため、巣ごもり需要への思惑から、任天堂やスクエニHD、コナミ、カプコン、コーエーテクモなどゲーム関連が軒並み高となった。
ユニ・チャーム(8113)はUBS証券が投資判断を引き上げたことで買われた。円安の恩恵と、各国でフェミニンケアシェア1位で、値上げ可能な環境が整うと紹介した。
地震防災サービス「ゆれしる」を運営しているLink-Uがストップ高となった。

業種別下落率上位は海運、石油石炭、鉄鋼、鉱業で、上昇率上位は、その他製品、その他金融、情報・通信、水産・農林。

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